イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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<告知>デザインのトークイベント CaT Create and Think vol3 開催

秋田在住のデザイン事務所neccoさん主催の、Web・DTPデザイン・イラストのプロフェショナルをお呼びするトークイベント「"create-and-think" CaT vol3」が6月16日(土)にアトリオンにて開催されます。秋田でデザインについて講義を聞くのはなかなか貴重な機会ではないでしょうか。

詳しくはこちらからhttps://create-and-think.doorkeeper.jp/events/72788

個人的に「webフォント」をお話してくださるフォントおじさんこと関口 浩之さんのお話が気になります。今人気のフォントやwebでも文字詰めできるのか、等勉強したいと思います。そしてあの、全国的にファンがいる鷹野 雅弘さんもいらっしゃいますよ!

楽しみです!

まもなく入稿

先日ついにご対面した二ツ井小掛集落のショウキサマ。男神です。

私の頭の中には小掛集落の道筋がバッチリ入っています。(→地図を作るため)この地に来た際、小松さんおすすめのザザーメン(ラーメンに豚のひき肉と生姜が入っている)と、能代のアイス「じゃっぷ」をファミリーマートで食べました。超ローカル食!エッセイに書きたいところですが、本のページ数がただでさえオーバーしている上に、エッセイコーナーの雑誌的デザインは大変だということを知り今回はただ楽しむことにしました。

食道楽さんのザザーメン。本格的なラーメンとはまた違いますが、あっさりしてなかなか美味しい。家で食べるような親しみやすさがあります。

三國商店のじゃっぷ。この日はお休みでしたのでファミリーマートで食べました。冷たい!秋田名物のババヘラアイスみたい。二ツ井はこじんまりした駅前ですが、地方ならではの昭和レトロな感じで散策すると楽しそうです。

小松さんから本のエピローグ(締め)の原稿が届きました。拝見すると今までの取材が走馬灯のように浮かび上がり、じわ〜と泣けてきました。秋田のおじいおばあ方々のお顔や村の大事な行事に参加させてもらったこと、厳かであったり温かであったり、秋田に来なければ知ることはなかった貴重な時間だったなあ・・・と。

最後の最後で取材した「鶴形」でフィニッシュする予定。小松さんが「先日90代のおじいさんとおばあさんにインタビューした時録音したものを書き起こそうと思い今聞いています。気持ちが折れそうです」という言葉を聞き、小松さんの物凄い情熱を感じました。秋田の方言、とりわけ年配の方の言葉は外国語のように聞こえるほど独特なのです。秋田在住の小松さんでさえ厳しい。しかし90代という、道祖神にずっと携わってこられた方々の証言はとても大事。なくてはならないもの。このあとどのように小松さんが記述するのか、私は個人的にとても楽しみです。

能代へ取材

写真は先日取材終わりに立ち寄った能代の檜山安東氏城館跡です。あまりにも心地よく、パワスポのような感じがしました。壮大な城跡の風景が映画「ラピュタ」の「昔ここに都があった」感と重なり、物悲しいような不思議な気持ちになります。また是非訪れたい場所。ちらほら桜が残っています。

「秋田の人形道祖神」book制作は今原稿が最後の追い込みの状況です。全部で8か9章になります。それぞれ扱う道祖神のエピソードが個性的で、そこに小松さんの歴史に基づく鋭い捉え方が加わるのでいつもおー!とワクワクします。しかし手前味噌になってはいけないと警戒するのですが、今のところ歴史好きのデザイナーのOさん、校正をお願いしている秋田在住の方からは「面白い」「マニアック(つまりまだ誰も扱ったことがない、と強気に解釈)」とご感想を頂いています。今回のbook制作は、マニアックな骨太の内容(歴史的教養・秋田に眠るディープな慣習や文化・実際に見て回れる実用性)をデザインやイラストを用いてどれだけ今風にアート的に表現できるか、という壮大なコンセプトを元に作っています。

県内で取材をすすめていくと、道祖神の個性が強すぎて一冊の本には収めきれないことを実感します。執筆担当の小松さんが泣く泣く端折って原稿を書く程です。最後の取材で能代(秋田の北部、青森に近い地域)の鶴形に行ったのですが、90代の男性と女性にインタビューすることができ、急遽本に入れたい、この貴重な面白さを知ってもらうべきではないか、と思うこともありました。

これまでに5回の取材に行きましたが(小松さんのお手配が毎回お見事です)、こういう経験がとても好きだということを感じました。小松さんから教えを受け、村の人々とふれあい、道祖神という昔から伝わるアート文化を感じ、それを伝える活動に携わることができるのはとても面白いです。生きていてよかったあと思うほど。まさにライフワークです。

 

イラストのお仕事は、現在限界を迎えお引き受けできない状況です。お声を掛けてくださった皆様、本当に申し訳ありません。7月頃にはもう少し落ち着くと思います。人形道祖神プロジェクトを始めて、表現の幅が緩んだような、今までは目がいかなかった範囲に気付くことができたような、そんな感じがします。なんとか一枚皮を脱皮しますので、またぜひお付き合いいただければと思います。

GW明けて

GWが終わりました。

個人的にはGW中は個展直前の状況のようで焦りありの必死な制作が続き、心底疲れました。。。(このおかげで精神的に少し落ち着きました)

GW中に人形道祖神の取材が2件。山内の巨大男根の道祖神の時は桜が散り始めるタイミングで、サラサラ落ちてくる花びらが綺麗でした。まだ雪が残る雑木林で木を伐りだす様子を撮影したり、笑顔がとても素敵なおばあさん方々とお話しさせていただいたり。作業が終わり、道祖神の下でみんなで山菜やおにぎりを食べる様子を伺っていたら「食べなさい食べなさい」と言ってくださり、初めてホンナという山菜を頂戴しました。今でもこのときのほのぼのした様子を思い出すとじわっとします。

そしてGWが終わるとお仕事が一気に動き出します。その為猛スピードで構想を進めています。お仕事と「人形道祖神」の本と、クオリティーで妥協しない為には、プライベートの大半の時間を突っ込む計算をしています。本のデザインは普段簡単には頼めない方にお願いしているので(多忙の中無理矢理時間を作って頂いている状態・・・スミマセン)、昨日方向性などお話しする中、本づくりの素人である私には到底イメージできなかったデザイン案をもらい「やっぱりすごい」と思いました。

ということで、今月目途が立つまではこのままずっと制作に励んでまいります。

GW前に

先日「秋田の人形道祖神」book化プロジェクトの取材で湯沢にある料亭石川で開催された「湯乃華芸妓」の三周年記念イベントに参加しました。上の写真はそのときのもの。

花柳界に全く縁がない私ですが、秋田の花柳界に詳しい小松さんと一緒に参加させていただくことができました。京都とはまた違ういい意味での地方らしさ、秋田音頭というユニークな唄などに触れることができ大変有意義な時間でした。(→エッセイに書きます!)この日の午前中に岩崎地区の末広町の鹿島様(=人形道祖神)の衣替え行事を取材し疲労困憊でしたが、この行事がとても素晴らしく、村の方々の様子を思い返すとあのときの感動が一気に溢れかえってきます。岩崎の人形道祖神は野球でいえばメジャー級。その謂れの理由もなるほど!と確信いたしました。早くブログにアップしなくては。

プライベートでは、今有難くもお仕事をたくさん頂戴しており、7月まで乗り切れるかという感じです。しっかりやり抜きたい。自分を追い込んでいくことで、感性的・表現の考え方もジワジワ変わっていく感じがし、個人的に創作していくことが面白い段階です。(世の中の動きに自分の感性が追い付かない状況がなかなか苦しかったので、、、)

現在急ピッチで進めている人形道祖神の絵の制作。本のお披露目として7月に小松クラフトスペースさんで原画を展示させていただきます。展示で発売予定の「人形道祖神Tシャツ」にも絵を使う為、それに見合うよう日々奮闘中です。主観ですが面白いなと思ったのは、先日の末広町の道祖神の衣替え行事を体感し、以前ドキュメンタリー番組で見たパリやアントワープで作られるファッションデザイナーの制作過程とイメージが頭の中で重なりました。伝統と革新、一流の職人で成り立つ世界、デザイナーが生まれ育ったルーツが着想の源である事等、キーワードがどんどんオーバーラップしていきます。例えば鹿島様にGUCCIを着せたらどうなるのだろう?という発想が浮かんできます。様々絵で試してみたいところです。

明日からGWに入りますが、全ての制作を突っ込んでいける貴重な時間。取材もいくつか入っているので、全エネルギーをつぎ込んでまいります。


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