先週は確定申告を2点提出し(初めて消費税の申告をしたのでドキドキしました)、大慌てで展示用の絵の制作に入りました。難所にぶつかりまくりヨレヨレになっています・・・
「傑作だ!」と思っていた作品を練り直したらさらに良くなり(結局傑作ではなかった)、「よし!」と思ったけれど実はイマイチであったり。ラフが決まらず時間だけが無為に過ぎ去っていきます・・・
ただ奇妙(且つカワイイ)な世界観はこれまで以上に出せそうです。〆切一杯まで描きたく、直接梅田の会場まで絵とグッズを運び入れる予定です。
大阪・梅田の展示(3月27日(水)スタート)情報は明日作品リストを送るのでそのときに確認してみます。
今回頂いたお話は、アーティストとして作品をつくろうとしていたタイミングでとても有難く思います。主催者様や作家の方にもみてもらうことを考えると底力が湧いてきますね。
これまで自由な作品を描いていなかったので、これから描いて描きまくり、腕をあげていきたいです。
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今週は確定申告と、3月27日(水)から大阪・梅田で始まるグループ展用の作品を3点、制作します。
ここ数年は人形道祖神に関する絵を集中的に描いていたので、そこから少し離れた作品を・・・と思いますが、テーマがテーマなので不思議さはあまり変わらなさそう。現在進行中の1点は、自分的になかなかの傑作(強烈な風変わりさを出せたので)になりそうですが、失敗するかもしれません。
今回新しい額を試してみたく、現在九州の額屋さんと連絡を取り合っています。絵と相性が合うようなら今後も取り入れていきたい。展示はまもなくですので、そろそろ情報を解禁できるか確認しなくては。
最近知り合いの絵描きの方々から個展をされるお便りをいただきます。コロナ禍が本当に終わったのだなあ、としみじみ思います。
私も個展に挑戦したいという気持ちが高まってきました。(これまでは人形道祖神で精一杯、他を考える余裕がありませんでした)
やるならば、人形道祖神を追っていたからこそできるもの、です。テーマはまだ決まっていませんが、新しい土地でも秋田でも、地元の方に徹底的にリサーチし浮かび上がってくるものを作品に落とし込む作業をやりたいです。まずは実績を一つ作ってみようかな・・・・・そのためにはいろいろな人と出会い世界を広げていく必要性も感じ始めました。
ここ数年、自分の将来を描けず砂漠を彷徨うような感じでしたが、今やっと、ワクワクする道がうっすら見えてきました。
話変わりますが、前回のブログ「品川のトークイベント・レポート その3」で、肝心な部分を書き忘れたような気がしていましたが、やっと思い出し7行ほど差し替えました。作家・砂村かいりさんと秋田の関係性の部分です。身辺が落ち着きましたら、早く品川レポートを書き上げたいと思います。
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今回の記事は「人形道祖神」というより「イラストのお仕事」寄りのエピソードになります。
品川レポート その1
「トークイベントはおかげさまで満員御礼!」
品川レポート その2
「トークイベントの変化 | 長老にご報告」
品川レポート その3
「イラストレーターの立ち位置 | 「まつりと」展の結果報告
本日の目次
・作家の砂村かいりさんとのエピソード
・編集Nさんとのエピソード
・「まつりと」展が終了!結果はいかに・・・!?
・さいごにお知らせ
私の本業、そして作家・砂村かいりさんのこと
イラストレーターがなぜ人形道祖神の絵を描き始めたのかお伝えしたく、最初にイラストレーターとしての実績をご紹介しました。
↑イラストレーターとしてのお仕事紹介のスライド
↑こちらも。下記の事情でピックアップいたしました。
上記の書籍『炭酸水と犬』(KADOKAWA)のお仕事は、個人的に人形道祖神と深いご縁があると感じています。と申しますのも、2020年に角川武蔵野ミュージアム(埼玉県)で人形道祖神も参加した展示と時を同じくしてご用命いただいたお仕事だったからです。
当時新型コロナの感染拡大防止で他県への不要不急の移動が制限されており、対面での打ち合わせは難しいだろうと考えていました。ところが美術館に道祖神を設置するため秋田から埼玉へ行くことになり、そのタイミングで東京での打ち合わせが実現しました。(そのほかKADOKAWAと角川武蔵野ミュージアムとのつながりも)
そんな思い出深い『炭酸水と犬』の装画のお仕事でしたが、なんと同書の著者、砂村かいりさんが品川のトークイベントへご来場されることになりました。わ〜〜!
砂村かいりさんは現在大変注目されている作家さんです。昨年は『黒蝶貝のピアス』(東京創元社)、『苺飴には毒がある』(ポプラ社)を刊行されました。
砂村さんの描写はとても瑞々しく細やかで、主人公が見ている風景がさあっと眼前に浮かびあがったり、伏線回収でわわ!とドキドキしたり。この場では伝えきれないほど魅力的な世界を描かれています。
たまたまみつけたサイト「ほんのひきだし」の「【Vol.6:砂村かいり】編集者が注目!2023 年はこの作家を読んでほしい!」では、
「泡が弾けるような装幀に惹かれて手に取った『炭酸水と犬』が、砂村かいりさんとの最初の出会いでした」
と東京創元社の編集者・金城颯さんの言葉が紹介されていました。なんて嬉しいエピソードでしょう!
トークイベントでは砂村さんに直接ご挨拶できたので感無量でございました。ちなみに先日現在砂村さんの短編『招かれざる貴婦人』の挿絵を担当させていただきましたよ✨
今月22日発売『小説宝石』3月号の砂村かいりさん @sunamura_novel の短編「招かれざる貴婦人」の挿絵を担当させていただきました!おもしろくて最後まで一気に読み込み、砂村さんが描く世界はすごい・・・✨と感動。挿絵には父子が登場する印象的なシーンを描きました。ぜひお手にとってご覧ください https://t.co/zrU49yeOML
— hatsuki miyahara (@hatsukimiyahara) February 27, 2024
ちなみに上記の不思議な生き物は「ずーしーほっきー」という北海道北斗市の公式キャラクター。ホッキ貝の握り寿司をイメージして作られたそう。
さて、話はトークイベントへ戻ります。「私も小さい頃、鹿島行事で綱を引いてました」と砂村かいりさん。えー!?ご出身が秋田と存じ上げておりましたが、まさか鹿島行事に参加されていたなんて。
「砂村さんから辿る秋田の人形道祖神」というテーマで作品を作ってみたい・・・とつい妄想してしまいました。(作るならばあの地区を徹底的に調査したい。3年前にたまたま知り合った方のおばあ様のお話を伺いたいなあと常々思っていました)
編集者Nさんとのエピソード
砂村かいりさんや編集のIさんとKさんとお会いできただけでもとても嬉しく、さらには昨年半年も及ぶお仕事をご一緒させていただいた編集のNさんもご来場くださいました。嬉しかったエピソードをご紹介します。
これまで画面越しでしかお会いしていなかったNさん。Nさんはプロジェクトのリーダーを務められ、何かあれば的確な対応をしてくださる頼もしい女性の編集者さんです。リアルなNさんを前にすると嬉しくて舞い上がってしまいました。
実はNさんとお仕事中、私はイラストの方向性で大きな壁にぶつかることがありました。しかしNさんをはじめチームの皆様がずっと低空飛行であった私を支えてくださり、みんなで力を合わせて、せーの!と難所を切り抜けることができました。チームに入れていただいたようなとてもあたたかい時間でした。
そんなNさんと、トークイベント後にいろいろお話しいたしました。「宮原さん、お話が上手!最後まで楽しかったです。会場の後ろでもたくさんの方が聞いていましたし」と喜んでいただけたご様子に、心からほっといたしました。
Nさんのお仕事的なこともあると思いますが、いつも打ち合わせやメールでのNさんの言葉や文章に心がハッとします。人形道祖神の絵を丁寧にご覧くださり、「人形道祖神に初めて出会ったときの宮原さんの思いが、やっぱり宿っているんだと思う」、とたくさんの素敵な言葉を伝えてくださいました。また私が腱鞘炎になった大館のイベントで描いた線画パネルもご覧くださり、「本当はデザイナーさんに文字をフォントで入れてほしかったのですが、デザイナーさんに依頼する時間がなくやむを得ず自分で書きました」と伝えたところ、「手書きだからいいのですよ」「宮原さんにはこういう絵のスタイルもあると知ることができました」とおっしゃってくださいました。
いつもはお仕事を通じてしかお会いできない皆様と、人形道祖神に関する時間を共有させていただけたことは初めてでありドキドキいたしましたが、とても貴重な機会であることを改めて思いました。お忙しい中ご来場いただき感激いたしました。ありがとうございました!
「まつりと」展が終了! 結果はいかに!?
この度品川のキヤノンギャラリーSで開催された「奇想民俗博物館 まつりと」展が3月4日で無事終了いたしました。期間中たくさんの方がご来場されたそうです。SNSの写真から通路が混み合っている様子が伝わってきました。
ANPの小松さんによると、
・会場にはおよそ3000名様を超える方々が来場された
・3000名超の来場者様数、というのは品川のキヤノンギャラリーSにおいて大変大きなこと(著名な写真家の方の展示に匹敵もしくはそれ以上か)
・お客様のギャラリーの滞在時間がこれまでにない長さだった
とのことでした。
ひえ〜〜〜すごい展示に参加させていただいたのだなあと小松さんと喜びを分かち合いました。キヤノンのディレクターAさんがわざわざ秋田県大館市で開催されたイベントへ視察しに来てくださったことが遠い昔のようです。Aさん、Kさん、Hさん、受付をしてくださった皆さま、大変お世話になりました。ありがとうございました!このたびの大きな学びを今後の活動に活かし、精進してまいります。
次回はスライドのご紹介と、いろいろ考察編です。
さいごにお知らせ
今週9日(土)には1日限りの『あきた無形民俗文化財万博〜カタチなきたからもの』が「あきた芸術劇場ミルハス」(秋田市)にて開催されます。(イラスト制作時のブログはこちらから)
昨年に比べ会場の規模が小さくなるそうですが、踊りを360度から見ることができるなどユニークな演出を検討されているとか。昨年とはまた異なる内容で見応えがありそうですね。
イベントのご盛況を大阪よりお祈りいたします!
※チラシに人形道祖神の絵が使われていますが、イベントと関係ありません。(わらび座さんのデザインプラン上でイラストが足りず総動員した次第です)
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「今週土曜日に品川でトークイベント その2」2024.2.15
「今週土曜日に品川でトークイベント その1」2024.2.14
「2月17日(土)in 品川のトークイベントのご案内」2024.2.2
「vol1 大阪に戻りました!品川はすごかった!」2024.1.23
「いざ、品川へ」2024.1.17
「打ち合わせで思うところ、キヤノンさん展示「まつりと」準備と私の野望」2024.1.11
「年内最後の入稿、そして来年品川の展示について」2023.12.30
「1月は品川で人形道祖神 〜奇想民俗博物館「まつりと」」2023.12.15
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「秋田犬はかわいいだけじゃない!」をモットーに、人形道祖神を取材中に出会った子達をモチーフに描きました。個性的なTシャツとポストカードの新グッズが登場です✨
Tシャツデザインと素敵な写真は道祖神公式サイトを手掛けてくださったneccoさん。今年の春におすすめです!https://t.co/CLq0u3jNmL
本日もよい天気の大阪です。(前の住処である秋田市では暴風雪警報が出ていました・・・)
先日はアップが遅れていた2つのブログを急いで投稿した直後・・・急に悪寒がし倒れました・・・家族の看病もあった先週は体調不良が続きいろいろリスケが生じてしまいました。何事も早めにやっておかないと怖いですね(反省)
今週無理するとまた体調が悪くなりそうなので、疲れない程度に少しずつ日常へ復帰してまいりたいと思います。
上のブログは先日ご紹介したオンラインページを、neccoさんが正式なものへ作ってくださったので嬉しくて執筆いたしました。ブログを書きながら、いつどんなテーマのお仕事のご依頼があるかわからない、日々の「観察眼」は大事!としみじみ思いました。
上記はJASRAC様の会員誌『JASRAC NOW』2月号の表紙用に描いたタイの楽器「ピン」を演奏する女性です。前回のブログでは、スライドを用いた講演&レクチャーが成長したことをご紹介しましたが、通常のイラストもだいぶ変化してきています。こちらはどちらかというと民俗的な世界観のもの。
そして今度はアーティストとしての作品にも着手します。シュールというのか映画的というのか、そのような世界を描きたくてワクワクしていますので、試行錯誤しながら具現化していこうと思います。
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Photo nakamura_san
「その1」の続きです。
本日の目次
・ANPトークイベントのスタイルの変化
・品川の会場のトークイベントを少し調整
・末野集落のリーダー・齊藤繁さんにご報告
ANPのトークイベントのスタイルが変化
2018年から「秋田人形道祖神プロジェクト(ANP)」の活動が始まりました。当初私は人前で話す経験がない口下手のヘタレだったので、話上手の郷土史研究家・小松さんのトークを基軸に、聞き役に回っていました。専門的な内容に対し、私のような普通の人間(非専門家)が質問やテーマを投げかけ小松さんが解説していくという、わかりやすく&楽しんでいただきながら内容を伝えることが目的でした。当時は「ラジオを聞いているようで楽しかった」と評判も上々でしたよ。
そうこうしている内に、私自身も地元のみなさんにインタビューさせていただくようになり、独自のアプローチが生まれてきます。リサーチを元に作品を発表する実績が増えてきました。すると「作品を作った本人が話さないと真意が伝わらない」という状況に直面し、同時に「宮原さんがどのように作品を作っているのか知りたい」という意見をいただいたこともあり、最初は10分、徐々に30分、40分と講義やレクチャーの機会をいただくようになりました。
ヘタレながら皆さんにやさしく「楽しかった」とお声をかけてくださったことを励みに、2022年から「Keynote」で講演用のスライドを作るようになり、昨年2023年あたりから、次にご紹介する任務を通じてトーク内容がグンと成長させてもらった感じがいたします。NHKあさイチの秋田特集の撮影のためのコーディネート、「あきた無形民俗文化財万博〜カタチなきたからもの〜」、「新・秋田の行事 in 大館」を通じて、人形道祖神文化の面白さを伝えるために奔走したことがとても勉強になりました。地元のみなさんとの対話が成長につながったと思います。
ということで、現在ANP2人が行うトークイベントでは、2つの全く異なるテーマを盛りだくさんに楽しんでいただけるようになりました。とはいえ、今後このような機会はそうそうないと思いますので、とても貴重な回だったと思います✨
品川の会場でトークの調整
当初「30分のトーク、残り15分でギャラリーを巡行する」という内容をキヤノンさんとお話ししていましたが、スライドをご覧になられて「座りながらトークに集中した方がよさそう。ギャラリー巡行は時間が余ったら、ご希望があればやりましょう」ということになりました。
30分のトーク用に作ったスライドでしたが、話すペースをよりゆっくりにし、サンダワラ編みの様子や、斉藤繫さんに作っていただいた鹿島人形の解説を入れるとちょうどよい感じに時間内によい感じに収めることができました。またキヤノンのKさんが私の話すペースに合わせてページをめくってくださいました。きめ細かなご対応のおかげで大変助かりました。ありがとうございました!
上の写真はトタン舎の中村さんが撮影。斉藤繫さん作の鹿島人形と書籍。暗闇に浮かび上がる大胆な構図がすごいなあと思いました。
繁さんにご報告
1月20日に展示の搬入を終えた私は、品川の風景や鹿島人形が展示されている画像を送りました。すると繁さんは「(会場がある品川は)凄い所ですね」とびっくり。私も東京の都会ぶりに驚きを隠せませんでした。
その後、秋田魁新報(秋田で大きな影響力を持つ地方紙)に同イベントのことが記事になりました。(小松さんがリリース資料を記者クラブに提出してくださいました)それをご覧になった繁さんから「今日の魁新聞に記事がありましたよ。17日にギャラリートークショーを行うとのこと。頑張ってくださいね!秋田から応援してます」とメッセージが届きました。もう、これだけで元気が出てきます✨
そして2月17日のギャラリートーク後にスライドの一部をご報告としてお送りしました。
↑背景は繁さんが育てている青々とした「あきたこまち」の風景。田起こしの最中にお邪魔しました。人形道祖神文化は「田んぼ」と深いつながりがあるので、稲を育てる繁さんのお姿をスライドに選びました。東京ではなかなか見ることができないほっとする風景です。
↑末野集落はチーム制で大きなショウキサマと鹿島船を作ります。各チームを何回も伺い、作業工程を確認しながら毎年取材させていただいています。すると様々な変化に気付くことができ興味深いです
↑鹿島流しの解説
↑鹿島人形コンテストの様子。集落の皆様の事情と意識の変化についてご紹介。コンテストの審査員を担当させていただいておりますので、今年も行きます。
上記スライドをご覧になった繁さんから下記のメッセージが届きました。
「トークショーは大成功のようでしたね。お疲れさまでした」「我が末野の鍾馗様と小さい鹿島流し行事を東京の方々に紹介してくれてありがとう」「母さんも写真を見てビックリしてます」「私もまだまだ頑張って鍾馗様作りに取り組みます。これからも応援よろしく!」
繁さんに喜んでいただけたことがとても嬉しく、こちらこそ繁さん達なくしては活動は成り立ちませんので、改めて御礼をお伝えいたしました。
秋田県内では高齢化が進み作り替えが年々厳しくなっています。いつ途絶えてしまうのか・・・繁さんのようにこれからも継続されようとする方を応援していきたく、そのためにはその姿を記録し県内外に広く伝えていきたい。従来の方法だけではなく、新しい考え方も取り入れていかないと・・・・そう思いながら、帰りの新幹線で深い眠りにつきました。
次回以降、トーク内容の簡単なご紹介、皆さんのご感想、お会いしたかった作家さんのこと、素敵なイラストレーターさんに出会ったのでそのやりとりや共感などのエピソードもお伝えします。
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「年内最後の入稿、そして来年品川の展示について」2023.12.30
「1月は品川で人形道祖神 〜奇想民俗博物館「まつりと」」2023.12.15
]]>2月17日(土)「奇想民俗博物館まつりと」の会場で開催されたギャラリートークの様子をリポート。沢山の方にお集まりいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。満員御礼!品川キヤノンギャラリーSでトークイベントを開催しました #秋田人形道祖神プロジェクト https://t.co/SoaJ1DjkVv
— 秋田人形道祖神プロジェクト『村を守る不思議な神様・永久保存版』KADOKAWAより発売中 (@akitadosojin) February 27, 2024大阪は寒さが戻りましたが、春の気配も同時に感じます。ここ最近は体の不調もあり静かに過ごしていましたが、やっと本調子になってきました。
上記のブログはANPの小松さんが書いてくださったもの。私も少し追記させていただきました。個人的な内容はこちらのブログでまとめていきたいと思います。そしてキヤノンギャラリー大阪へ見に行かなくては。
現在進行中の制作が終わりましたら、確定申告が待ち構えています。どんより・・・今年から消費税を納める手続きもありますし。それをなんとか終えたら3月から大阪・梅田で始まる展示用の作品制作へも着手いたします。クリエイティブな春になりそうです。
また本日配信されたyoutube動画「ジャバミチャンネルVol.23ゲスト:藤野由佳(Acc)クマのビョルンatレソノサウンド」についてご紹介させてください。
アコーディオン奏者の藤野由佳さんが、新アルバム『Seiras』のリリースを機に4月から東京や神戸など各地でツアーをされるとのこと。藤野さんのアルバムのライナーノーツ(CDに入っている薄い冊子)やツアーに関するデザインワークを、私の友人「クマのビョルン」さんが手掛けたそうです。
イラストやデザイン(かわいい!)はもちろんのこと、グッズのキーホルダー(こちらもかわいい!)やAIを使った動画作成までやってしまう超人的なビョルンさん。Youtube動画では、藤野さんがフィンランドで暮らした様子を説明される際、補足としてビョルンさんは大きなスケッチブックに地図や家の様子を描かれていて、「(人形道祖神の解説で私も取り入れているので)絵があるとやっぱりわかりやすいなあ」と共感したり、また様々な工夫をこらしたビョルンさんの方法が大いに勉強になりました。
ビョルンさんは北欧の笛の制作などを手掛ける木工職人、そして笛の演奏家でもあります(そして写真家でもありアクセサリー作家でもある)。動画の最後に笛を吹かれている姿に改めて、彼女のスーパーウーマンぶりに惚れ惚れしました。
先日の品川でコロナ禍以来久々にお会いしたビョルンさん。現在はノマド的な生活を一時的にされているそうで、彼女の活躍している姿に、私ももうひと踏ん張りしていこう!と元気をもらいました。
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果たしてお客様に来ていただけるのか、直前までドキドキ
直前まで、果たしてお客様に来ていただけるかドキドキしました。「見に行く」と声をかけてくださった方もいらっしゃったので、少なくともその方に楽しんでいただけるようしっかり準備しようとは思いました。空席が目立つようなら昨年の大館方式に則り、ギャラリーにいらっしゃる方に声を掛けトークイベントへご案内することを想定しました。
↑ギャラリーからJR品川駅港南口まで歩く途中の風景
朝7時45分の新幹線に乗り込み、一気に品川へ。10時過ぎに会場に入りました。
会場でギャラリー責任者のHさんをみつけると「今日はどれくらいお集りいただけるかわからないので、どんどんお声掛けをしていきましょう」と提案したところ「昨日静岡の方からトークイベントに参加されたいと問い合わせがありました」「今朝も朝イチで会場に来られた女性の方がトークイベントの受付について質問されていかれました」と教えていただき「ええ!?嬉しい!本当ですか」と思わず口にしました。「今日は暖かくよい天気ですし。大丈夫ですよ!」とおっしゃいます。
またいつもギャラリーの受付を担当されている方にどのような方がご来場されているのかお聞きしました。「年上のお客様が多いと思いましたが、30〜50代と若めの方が多い印象です。男性が多いかしら・・・何回も来てくださる方も多いです。最初はお一人で来て、その後もっとゆっくり観るために来られる方や、ご家族やご友人を連れて再度来られる方も」「写真愛好家というよりはお祭りや民俗学に興味がある方が多い印象です」と教えていただきました。
ご予約で満員御礼!
そして開始時間の1時間以上前、早めのランチをキヤノンの阿部さんにご馳走になり(ありがとうございました!)、タイカレーを頂きながら小松さんに2部のトークで使う映像について確認させてもらい、ギャラリーへ戻ってくると、Hさんがやってきて「お席はもう一杯になりましたよ。1時間以上前に埋まってしまいました」と教えていただきました。「ええ!?」と目が飛び出んばかりに驚きました。
次回はなぜここまでお客様に人形道祖神について興味を持っていただけたのかについての考察や、トークの詳細、皆様のご感想などを忘れないうちにまとめてみます。
またスライドにご登場いただいた末野集落の斉藤繁さんにも、今回のイベントについてご報告しました。その様子についてもレポートいたします。
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「1月は品川で人形道祖神 〜奇想民俗博物館「まつりと」」2023.12.15
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いよいよトークイベントが明日開催されます。流れについて若干の変更があり、いつもお世話になっているキヤノンのAさんとKさんと本日お話しし、段取りを整えました。
そして明日のスライドでご紹介する個人的に大切な写真はこちらです↓
みなさんと共にあってはじめて、人形道祖神の活動が成り立ちます。この5年間における私の絵のインスピレーションは、地元のみなさんとの対話から生まれました。
とても濃い5年間でした。この素晴らしい学びを、これからも新しい領域で活かしていきたい。明日はある意味、思いを昇華するための大変貴重な個人的機会になるかと思います。しっかり務めてまいります。
ちなみに写真は秋田県横手市大森にある末野集落の皆様。今年も7月にいきますよ!明日はマイ・鹿島人形を持っていく予定です。
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]]>明後日のトークイベント「人形道祖神を広めたアートの発信力」のスライドがほぼ完成いたしました✨挑戦を繰り返してきた活動の記録。唯一無二な内容となりました。
下記はその目次です↓
4番目は湯沢市岩崎地区の、あの大きなカシマサマを祀る地元でのお話。最初は地元の皆さまと大きな心の距離感を感じましたが(余所者がいきなり取材させてほしいとお願いするので当たり前のことなのですが)、直近では信頼関係が少しでも築かせていただいたのでは!?と思います。
↑は岩崎の長老が声をかけてくださったお言葉です。今でも泣きそうになります。
昔の絵で恥ずかしい部分もあるのですが、どれだけ進化したのかいくつかご紹介しその理由を探ります。
そして最後の5では、アートによってつながった活動実績をご紹介します。
ここまでスライドが作れたら、だいぶほっといたしました。あとは当日お話しするだけ。楽しみです!明日個人的に大切にしているとっておきのスライドをご紹介します。
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「1月は品川で人形道祖神 〜奇想民俗博物館「まつりと」」2023.12.15
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現在品川のキャノンギャラリーSで絶賛開催中「奇想民俗博物館『まつりと』」では、今週土曜日にトークイベント「なまはげだけが秋田じゃない 人形道祖神の魅力に迫る〜」が開催されます。詳細はこちらから
2024年2月17日(土)
第一部 14時〜14時45分「人形道祖神を広めたアートの発信力」
第二部 15時〜15時45分 「人形神を立てる、流す」
第一部を担当させていただくので、30分のスライドを作りました。その一部をご紹介します〜!
↑古い絵まで引っ張ってきました。懐かしいけれど、これから描きたいのはこういう世界でもあります
↑tobufune小口さん達に作ってもらったクールなブックデザイン。民俗学の専門的なイメージを壊したかった当時が懐かしいです。
↑漫画に初挑戦しました。必要とされた理由やネームづくりで大変だったこと、など当時を振り返ります。
おそらくこうした機会は自分が進む方向が今後変わってくるため、最後になるかと感じています。だからこそ、すべてを伝えていきたいなと思います。つづきはまた明日ご紹介します。
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]]>先週の3連休は体調を崩したので回復の時間に充てました。今週末は品川へ行く予定があり、無理せずゆっくり過ごそうと思います。
さて、来月9日に秋田市で開催されるイベント『あきた無形民俗文化財万博〜カタチなきたからもの〜 2024年度版』のビジュアル用に1点のイラストを担当いたしましたのでご紹介します。
イベントで実演される「猿倉人形芝居」(秋田県無形民俗文化財)を描きました。初めて知る秋田の伝統行事。本来であれば実際にその場で取材させていただいて描きたかったのですが、予算や時間の制限がありかないませんでした。わらび座さんもその行事自体の取材はされていないようで、自分で映像などを探しまくりなんとか収集したものを参考に描きました。人形道祖神の絵の制作に慣れている私にとって、ベースとなるリサーチがなく大変厳しい制作となりました、、、
そのこともあって、「猿倉人形芝居」に関わる様々な方にインタビューさせていただき、それを線画などと一緒に聞き取った言葉で編集・構成し、たくさんの方に面白くわかりやすく伝えるものが会場にあったらいいなと強く思います。(→大館方式)
人形の解説や人形の所作の意味、時代背景、伝統を受け継ぐことへのお考えや苦労されていること、現代ならではのお話など、絵を描いているうちに自分でも知りたいことが人形道祖神同様、たくさん出てきました。
また絵に関して。登場する鑑鉄(かんてつ)坊さんと若いお嬢さんの表情に苦慮いたしましたが、なんとか納得いくものに仕上げることができました。人形ぽさを出しつつ、インパクトある表情と生々しさも表現したい。絵1点の制作に3点分のエネルギーを注いでいます。
フライヤーデザインは企画・進行を担うわらび座さんのご意向が強く反映されています。ちなみに人形道祖神の絵も掲載されておりますが、イベントには関係ありません。
「猿倉人形芝居」の絵をもっと大きく大胆に使ったら(メインにし「V」の形状を活かすなど)どうだったかなあとふと思ったりします。
フライヤーデザインは、以前『ハラカラ(第一期)』(秋田魁新報)の連載で大変お世話になったSeeVisionsの三谷さんと宮腰さんです。ハラカラのときも信頼していたお2人と再びご一緒できたので、そのことだけでもとても嬉しかったです。
ちなみに昨年の2023年度版は人形道祖神も参加させていただきました。当時の熱い時間については下記のリンクからどうぞ。
「その1 〜出発・NHK編」
「その2 〜原画展示編」
「その3 〜わらび座さんの魅力 前編」
「その4 〜わらび座さんの魅力 後編」
「その5 〜ギャラリートーク【前編】」
「その6 〜ギャラリートーク【中編】」
「その7 〜ギャラリートーク【後編】」
「その8 〜フィナーレ、『なまはげ』と『ささら』」
『あきた無形民俗文化財万博〜カタチなきたからもの〜 2024年度版』
■日程:2024年3月9日(土)
■会場:あきた芸術劇場 ミルハス(秋田市)
■料金:入場無料
■お問い合わせ先:あきた無形民俗文化財万博運営事務局(わらび座内)
(TEL)0187-44-3915
(e-mail)gekijyo1@warabi.or.jp
現在品川で開催中の「キヤノンギャラリー50周年企画展 奇想民俗博物館『まつりと』」展。「文化財の発信に絵を用いた新しい取り組みは必要ね」とお祭り好き兼写真愛好家の皆様に楽しんでいただいています
2月17日(土)14時〜トークイベントが開催。詳細はこちらhttps://t.co/FJPt9mGfyZ pic.twitter.com/SYRwjrguu5
昨年夏からずっと「人形道祖神」プロジェクト案件に没頭していましたが、抱えていたものが少しずつ手離れし(雛鳥が巣立ちしていく感じ)、品川でのギャラリートークをしっかり務めあげれば久々に息抜きできそうです。
また上記の展示では、全国にある見知らぬ興味深いお祭りを知ることができます。佐賀県の可愛らしい獅子舞など。お祭り好きの方のご来場が多く、いろいろ情報交換をさせていただきました。これを機に新しい場所へ行ってみたいです。
そしてトークイベントのご案内です
「なまはげだけが秋田じゃない 〜人形道祖神の魅力に迫る」
日程 2024年2月17日(土)
時間 第1部14:00〜14:45 / 第2部15:00~15:45
会場 キヤノンギャラリーS
第1部:人形道祖神を広めたアートの発信力
取材を重ねる内に地元の方との対話が深まり絵が進化しました。斬新な色使いながら地元の方に作品制作をオファー頂けるまでに成長。地元に寄り添いながら、外部の方からも評価を得られるようになり、書籍化や美術館展示等が実現。アートの発信力を感じていただけたら幸いです。
第2部:人形神を立てる、流す
会場に展示されているジンジョサマ、カシマニンギョウを中心に秋田県各地に伝わる「人形の祭り」を現地で撮影した動画や写真で解説します。
いずれの回もギャラリーを巡り、展示されている人形道祖神に関する解説も行います。【入場無料、定員20名程度、当日先着順】
お会いしたかった方とついに会えるかもしれない✨、個人的にも特別な機会になります。ご来場を心よりお待ち申し上げます。
neccoの夏井さんに今回も素敵な写真を撮影していただきました〜!
秋田犬の本場・大館市で人形道祖神の取材すると、よく散歩中の秋田犬を見かけます。くるっと巻いた尾っぽを見ると思わず心がキュンとします。秋田犬は飼い主さんにとても忠実ですので、部外者である私はいつも吠えられてばかり。しかしそんな忠誠心も秋田犬の魅力の一つです。
同時に「願人踊り」についても、興味深々です。このTシャツがきっかけで踊り手の方とご縁をいただきましたので、今度お話を伺えたらと思います。
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「年内最後の入稿、そして来年品川の展示について」2023.12.30
「1月は品川で人形道祖神 〜奇想民俗博物館「まつりと」」2023.12.15
]]>目次
・セツモードセミナーの友人と10数年ぶりの再会
・反省したお仕事
・京都で刺激を受けた話
・今とこれから取り組む近況
品川から戻った翌日、2017年に閉校した美術学校「セツ・モードセミナー」以来の友人と十数年ぶりに再会しました。お互いの環境は大きく変わったけれど変わらない部分もあったり、当時見えていなかった面がみえるようになった(かな?)り。たった小一時間でしたが、これからどう生きていくか、友人との対話の中で猛烈に考えさせられました。それにしても私以上に体を酷使する友人の様子に心配になるほど、パワフルに生きる姿はセツ時代と変わっていませんでした。
また今月入稿を終えた絵について。デザイナーさんと共にブラッシュアップしながら作り上げたのですが、個人的に少し残念な着地点になりました。当方の確認不足が一番の原因です。「あれ?」と気になったことが複数ありましたが、面倒に思われたらご迷惑かとスルーしてしまい・・・「え、絵がそのように使われるの!?」とびっくりすることになりました。これまでお引き受けしたお仕事ではなかったことなので、これまでいかに恵まれていたか・・・同時に自分でもしっかり確認しなくてはと痛感した次第です。
今回は制作期間が非常に厳しかったこと(漠然とした内容でも構わないのでもっと先に打診していただけたら対応できたこともあり)、またデザイン制作に詳しい方がスタート時に不在であったことも重なり起きたのでは、と考えます。「思い」だけあってもダメ、「あれ?」という違和感ほど確認していかないと双方がハッピーにならないということを学びました。※完成形はそこまで悪くはないと思いますが、想定を大きく超えたため今はまだ良し悪しの判断が尽きません。良い方に転んでほしいと願うばかりです。
それから、久々に京都観光へ足を運ぶこともありました。昨年大変お世話になった方に喜んでほしいと、庭園や神社仏閣、京中華、ブルーボトルコーヒー(これはたまたま)、京都モーニングなどご案内申し上げました。昔のものと新しいものとの融合、京都の力を再確認。私も思わず触発され、これまでの経験してきたものを融合させ新しい表現をしていきたくなりワクワクしました。
今週はいくつか絵の入稿があるので、しっかり仕上げていきたいと思います。
そして本当に久々ですが、大阪でのグループ展示へのお話をいただきましたので、今春にむけて作品を作っていこうと思います。お声をかけてくださった方の主催とのことで、きっと高レベルな展示になるだろうと思います。プレッシャーですが、これまで積んできた経験を元に楽しく表現していきたいと思います。
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絵描きとして東京で展示をさせていただくのはコロナ禍以来初めて。秋田で挑戦した手法が「東京でも通じた!」という手ごたえを得ることができました。
今回の展示では、実は同じ絵を3枚描き直して臨みました。描き方が6年前とは異なり、納得いくレベルまで持っていきたかったのです。さらに1点の新作を追加。人形道祖神の原画展示では、今回が自分にとって最も納得がいくレベルまでいけたのではと思います。(時間がたてば再び直したくなると思いますが)
向かいの壁には民俗写真家の芳賀日出男さんの写真が展示されていますので、失礼がないようにしなくてはとも思いました。「芳賀さんの写真を見にこの展示に来た」とおっしゃる写真家の方が多く、巨匠と会場をご一緒させていただくことにドキドキいたしました。芳賀さんの白黒の世界とカラフルな絵の世界の対比を目の前にし、キヤノンさんのディレクションのおかげでこのような機会を頂き感激でした。
またうっかりしていたのですが、ギャラリー担当のHさんに「宮原さんの署名がないので、誰がこの絵を描いたのか何度も問い合わせがありましたよ」と教えてもらいました。これは大きな反省点です。確かに誰が描いたのか情報を探されるお客様の様子を多々目撃いたしました。
そして、諾年11月に秋田県大館市で開催された「新・秋田の行事 2023」で挑戦した線画パネルも思った以上に評価いただけました。みなさんが丁寧にお読みくださり楽しんでいただけた様子。(その詳細は別の記事でご紹介いたします)大館で挑戦したものが東京でも通用したことがわかりとても嬉しかったです。(東京での反応は秋田と異なり興味深く思いました)
キヤノンの皆様や、お声をかけさせていただいたお客様のご意見や反応の様子から、「写真・映像・ワラ・人形道祖神・絵」の「バランスがとてもよい」と高評価いただけていることが伝わりました。これもキヤノンAさんのディレクションのお力ですね!
最後にお知らせです。
2月17日(土)に同会場でトークイベントを開催いたします。前半をわたくしが、後半を小松さんが担当。私は「人形道祖神を広めたアートの発信力」と題しまして、イラストレーターが描く人形道祖神の世界をご紹介します。
取材を重ねる内に地元の方との対話が深まり絵が進化。斬新な色使いながら地元の方に作品制作をオファー頂けるまでになりました。地元に寄り添いながら、地元だけでなく外部の方からも評価を得られるようになり、書籍化や美術館展示等が実現していきます。これまで汗と涙を流しながら積み上げてきた最新の実績をベースにご紹介いたします。アートの発信力を感じていただけたら幸いです。
一方小松さんのバートでは祭りの映像をたくさんご覧いただきながら、人形道祖神を解説するという安定の内容です。両方ご覧になりますと、まさに「なまはげだけが秋田じゃない、人形道祖神の魅力に迫る」を存分に楽しんでいただけるのではと思います。
ギャラリートーク:「なまはげだけが秋田じゃない 〜人形道祖神の魅力に迫る」
講師:小松和彦、宮原葉月(秋田人形道祖神プロジェクト)
日程:2024年2月17日(土)
時間:第1部14:00〜14:45 / 第2部15:00~15:45
会場:キヤノンギャラリーS
第1部:人形道祖神を広めたアートの発信力
斬新な色遣いで描かれた人形道祖神は民俗学に興味がある人だけでなく幅広い層からの興味を喚起。書籍化や展覧会が実現しています。アートによる発信力の実践を解説します。
第2部:人形神を立てる、流す
会場に展示されているジンジョサマ、カシマニンギョウを中心に秋田県各地に伝わる「人形の祭り」を現地で撮影した動画や写真で解説します。
いずれの回もギャラリーを巡り、展示されている人形道祖神に関する解説も行います。 【入場無料、定員20名程度、当日先着順】
まずはざっくりご報告でした。今週はお仕事に邁進してまいります。
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「年内最後の入稿、そして来年品川の展示について」2023.12.30
「1月は品川で人形道祖神 〜奇想民俗博物館「まつりと」」2023.12.15
]]>東京出張を前に、お仕事を一気に進めております。
今月は大切なお仕事を複数進行したり、お世話になった方々にお会いする機会も重なり、気持ち的にいっぱいいっぱいな感じですが、とても楽しみでもあります。
朝イチで新幹線に乗り、いざ東京へ。品川へは一本なので便利ですね!
チャレンジ中の絵は時間的に厳しそうな気配がしてきました。旧作を超えられないかもしれません・・・あと少し粘ってみます。
出張中はインスタやツイッターで状況を更新いたします。
1月20日(土)は会場にて、ANP共々みなさまをお待ちしております!
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