イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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「凍(とう)」を読んで 〜沢木耕太郎著


掲題の本を読みました。
「深夜特急」で有名な沢木耕太郎氏の本です。
久々に一気読みしました。

世界的に有名なクライマー・山野井氏と妻・妙子氏による
ヒマラヤのギャチュンカン(百谷雪嶺)登頂の話です。
沢木耕太郎氏ならではの、細部までを見据えた明快な文章と、
以前登った槍ヶ岳(高山病を体験)の強烈な記憶がよみがえり、
ノンストップで読みふけりました。

この本を読んでいると、
著者が二人の登頂にずっと付き添ったのだろうか、と
思いたくなるほど、リアルに場面が想像できます。
ひとつひとつの意味・・・例えば、テントのたたみ方や荷造りの意味・・・
普通なら書き飛ばしてしまいそうな説明を加えてくれるので、
「あぁ、そういうことなのか」と知ることができます。
あたかも、山野井氏が語りかけているような気がしてきます。

ちなみに、同じ登山家の
野口健氏や三浦雄一郎氏のコラムを読んでいると、
登山の恐ろしさを伺い知ることができます。
下山が怖いあまりに泣いてしまう話や、
頭が朦朧として幻をみることなど・・・

なぜ、ここまでして山に登るのかな・・・

と思いたくなりますが、

彼らの生きる意味・・・
生きる実感。

私にとって、到底理解することができない部分を
強烈に感じました。

ただ好きだから、山に登る。

そんなことを突きつけられたので、
自分は果たしてどうなのだろう、と思い直してみることにしました。

ただ好きだから、絵を描く・・・

なんて、シンプルなのだろう。
そこに余計なものをくっつけるので、
よく一人で混乱するのだなぁ、と思わず苦笑いです。
へぇ〜、沢木さん、そんな本も書いてるんだ。
私も読んでみよっと。
夢枕獏の「神々の嶺(いただき)」もいいよ!
(前に薦めてたっけ?最近痴呆化が進んでるので不安)

ただ好きだから絵を描く、かぁ〜。
私もあまりに雑多な欲や情報がくっつきすぎてシンプルな所が見えないなぁ。そうやってたまに自分と向き合うことは大事だね。気づかされたよ。
またゆっくり語ろうねぇ〜。
nao | 2008/07/30 12:13
読んでみたいな。
山いろいろ登ったけど
小説とか読んだことないや
lee | 2008/07/31 06:12
> nao様
夢枕獏さんの本、確か以前お勧めしてもらった記憶があるよ。ハッと思い出しました。改めて教えてくれてありがと!
「絵が好き」を軸に、これからはメリハリつけていかないとなぁ、と本を読んで思いました。
是非、読んでみてね。

> lee様
ドキュメンタリーのようでおもしろかったよ!
お勧めです。
沢木耕太郎氏の文章はとっても読みやすいので、
お試しあれ〜♪
hacco. | 2008/08/01 00:42
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