イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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<装画>「神に守られた島」中脇初枝さん著(講談社)

昨年「小説現代」で連載時の挿絵を担当しておりました「神に守られた島」の単行本の装画を担当させていただきました。

舞台は鹿児島県大島郡に属する沖永良部島(おきのえらぶじま)。鹿児島県ですが沖縄本島から南に約60kmと、風景をイメージする際は沖縄に近い環境だと感じました。時代は太平洋戦争のお話です。

 

沖永良部島で暮らす子どもたちの目を通じた戦争が描かれています。暗い話ではなく、島の豊かな自然と奄美文化の独特な暮らしを通じて伝わってくる子どもたちの様子、そこに徐々に影を落としていく戦争の気配、村民が否応なしに巻き込まれていく様子がとてもリアルに伝わってきます。挿絵を担当させていただく中、当時の風景を知る為に奄美・沖縄関連の戦争の資料を沢山みてきましたが、その悲惨さや不条理さに怒りを感じずにはおれませんでした。

連載時のブログ記事はこちらから>>>http://5.hacco.hacca.jp/?eid=1414215

表1には沖永良部島をイメージしたハイビスカス、月桃の花、グラジオラス、等。

 

表4にはツマベニチョウ、ユリタテハなど描きました。蘇鉄や芭蕉の木も描きました。

 

デザインは坂野公一さん(welle design)。坂野さんとは知り合って10年近く、事務所兼素敵なご自宅に2度も伺わせていただいたことがあり、遂にお仕事をご一緒できた・・・!と感無量でした。いつもスタイリッシュなベストセラー本のブックデザインを手掛けていらっしゃるので、どんな風にイラストを使ってくださるのか楽しみでした。実物を拝見し、帯の入り方が絶妙でさすが!と感激いたしました。

 

個人的には、昨年秋田にやってきての初めての地方暮らし、同時期に人形道祖神の制作が入ったりと、描く絵・描きたい世界観が以前に比べて変わってきているのを感じ、今まで積み上げてきた先で、さらなる高みを目指しニュルっと脱皮したいなあと思っていました。そんな状況にピタリはまることができたお仕事だったのではと思います。

 

中脇さんの「神に守られた島」の連載から単行本まで担当させていただき大感激のお仕事、編集のAさん、ご用命をありがとうございました!

本はこちらから>>>https://www.amazon.co.jp/dp/4065122058/

 

" The island protected by the God ", the illustration-work for the book.

The story is that the children who lived in Okinoerabujima, the island situated between Kyūshū and Okinawa, had gotten through the Pacific War. We know "The Battle of Okinawa is so disastrous and war mustn't happen again." In the illustration I drew not disastrous but calm, warmful and like-Okinoerabujima illustration. Because it should be expressed by children's power to live and hope for future. The flowers and butterflies are endemic to that island.

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