イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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<お仕事>女神のタクト 装丁イラスト


崖っぷちアラサー女子に託された瀕死のオーケストラ救済ミッション。
最凶で最高の”女神”は、奇跡を起こせるか?

明日からちょっとがんばってみるか!
そんな気分がわいてくる応援歌みたいな物語。


塩田武士さん著「女神のタクト」文庫版(講談社)の装丁イラストを担当させていただきました。
神戸のアジュール舞子の浜辺から物語は始まります。不思議な老人と、仕事と男を同時に失い東京からふらりやってきた主人公・明菜が出会います。
個人的には登場人物の一人で、オケの運営スタッフの別府というコテコテの関西のおじさんにはまりました。彼と明菜のやり合いに何度も笑いました。
また、オケ運営についていろいろ詳しく書かれているので、日本での活動は本当に大変なのだ、ということを知ることができて面白いです。
物語後半は気弱な指揮者(マエストロ)や団員たちが最後になるかもしれない演奏会を目指して音楽を創りあげていく姿が圧倒的。読後は、明菜の思い出の曲「ニムロッド」を聞き、イメージを膨らませていきました。ちなみにタクトは指揮棒のことです。

The story is that a strong-minded woman is hired as a staff of a band by accidental meeting with a old man. The band was on the verge of death, so she had to give a young conductor a charge to make a go of the band.
Also you can learn about the difficult manage of an orchestra in Japan.



BDは大久保明子さん。沢山の名デザインを手がけられている大久保さんとは初めてお仕事をご一緒させていただきました。どんな風に制作が進んでいくのだろうと緊張しましたが、とてもフランクにお任せ頂きながら進んでいきました。キーワードは”音楽女子”。より多くの女性の方に読んでいただきたいという編集のSさんのご要望をいただき、女性と音楽をからめた発想からスタートしました。スカートを五線にみたて、音があふれてくる様子、そしてそれを掴んでしまう女神像です。実はもうひとつのラフに決まるかな?と思っていたのですが、Sさんが気に入ってくださったこちらのラフに決まりました。音楽を司る姿が、勝気な主人公にぴったりだったのかもしれません。帯もデザインも大久保さんで、音符が帯にも散らばる様子が素敵です。
I tried to express the "music woman", who loves music. I used her flared skirt to resemble musical stave and from the skirt music are born.


この度は素敵なお仕事のご用命をありがとうございました!
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