イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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<装丁お仕事>千の輝く太陽



カーレド・ホッセイニさん著「千の輝く太陽」(早川書房)
全米年間ベストセラー第1位を記録した小説が文庫されました。私にとって、この小説と出会えてよかった、とその幸運をかみしめるほどの一冊です。
日本では考えられないアフガニスタンの世界。主人公の一人である少女マリアムが故郷を出る場面から、物語はジェットコースターのように動きだします。思わず「嘘!?」と、平和ぼけしてしまった私はその現実を受け入れることができず、心臓をばくばくさせながらページをめくる手が止まらなくなりました。
イスラム文化というなじみがない世界なので最初は若干読みにくいかもしれませんが、とてもわかりやすく翻訳されているので、言葉など慣れていき、途中から全く気にならなくなります。

マリアムとライラという、一回り以上年が違う二人の女性が主人公の物語です。途中から号泣必須ですので、家でゆっくり読まれることを強くお勧めいたします。
この本を読んで、アフガンの隣国パキスタン の少女マララ・ユスフザイさんの事を思い出しました。女性教育の必要性を訴える中、タリバンに銃撃された少女です。昨年のノーベル平和賞の候補になっています。

決して明るい話ではありません。(希望は感じることができます。)彼女たちの心の強さと凛として美しさをどうしたら表現できるだろうか、その部分を実現したく、徹底的に自分を追い込みました。当時真夏の暑さで何度か倒れそうになりましたが、体の底から湧きあがる強烈な力は今でも鮮明に覚えています。
デザインは、早川書房の河合はるなさん。以前「ナタリー」で大変お世話になりました。「ナタリー」がとても好評を頂いていて、それをみてのお仕事のご用命を今でも頂戴しております。再びタッグを組ませていただくことができ、本当に楽しかったお仕事でした。
「ナタリー」はこちらから>>>

The illustration for the book "A Thousand Splendid Suns" translated into japanese

A Thousand Splendid Suns is a 2007 novel by Afghan-American author Khaled Hosseini. It is his second, following his bestselling 2003 debut, The Kite Runner. The book, which spans a period of over 50 years, from the 1960s to 2003, focuses on the tumultuous lives and relationship of Mariam and Laila, two Afghan women. Mariam, an illegitimate child, suffers from the stigma surrounding her birth and the abuse she faces throughout her marriage. Laila, born a generation later, is comparatively privileged during her youth until their lives intersect and she is also forced to accept a marriage proposal from Rasheed, Mariam's husband.(cited from Wiki)
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