イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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<お仕事 装丁> 楊 逸さん「あなたへの歌」中央公論新社


「あなたへの歌」楊 逸さん(中央公論新社)の装丁を担当させていただきました。「ピンクとグレー」(角川書店)、「ホテル・モーリス」(講談社)等数々のお仕事でご一緒させていただいた、ブックデザイナー鈴木久美さんと再びタッグを組ませていただきました。

今までは都内で打ち合わせして制作を進めていったのですが、今回は初めて、メールと電話だけのお仕事となりました。(もちろん、打ち合わせが必要ならば喜んで東京に行きます。たまたまこの時期、外出が難しい状況でした。)

 
鈴木さんからは一言、「表1だけのスペースで、”あなた” の存在感を出してほしい」というご要望をいただきました。

ストーリー

東京のお菓子メーカーで働く中国出身のメイ。天津への転勤が決まった彼にプロポーズされて――。現代の日本と中国を舞台に、一対一で結ぶ夫婦という縁を描く「結婚」小説。書き下ろし長篇(中央公論新社のサイトより抜粋

ヒロイン・メイと、彼との間に揺れ動く心情を膨らませながら、そして、自分の経験から得た膨大な、切ない気持ちの記憶をたどりながら、描きました。

印象的だったのは、現代の都会に住む中国の方は、どんな思考でどんな生活スタイルなのだろう、について、ほんの少しですが、知ることができたことです。
また、今回ラフを鈴木さんにいくつかみて頂いたところ、どのラフを使うか、鈴木さんがとても悩まれたことです。初めての経験でしたので、イラストレーターにとって嬉しいことだなあと思いました。

”夫婦”について考えてみたとき、どのシーンが「夫婦だなあ」と思っていただけるのか、いろいろ考え、思いついたのが、玄関に、二人の靴が置いてあるシーンでした。
Imaging about a
married life, I thought wife's heels and husband's shoes in the entrance. In Japan we take off our shoes. Those things represent living close together with family.

いくつか印象的なモチーフを描きましたが、鈴木さんがそれを素敵に使ってくださいました。
鈴木さんとのお仕事は、物語の世界を伝えるために、壁を突き破っていくものすごい力をいただけるような気がします。

鈴木さん、編集のYさん、そして、楊 逸さんに気に入っていただけたようで、とても嬉しく感じたお仕事でした。


Title is " A song for you ".
This story in which t
he heroine from China and her japanese boyfriend are getting married or not... They are overcoming their difficult situations. This novel is a suggestive novel about a international marriage.

I tried to suggest
his existence without drawing him in the front cover of a book. I wanted to indicate her sweet sorrow. I think it went well.

カバーを広げたところ。





表紙(表1・表4)
「(メイが)闘鶏に敗れた雄鶏のように髪の毛を逆立てたまま」という表現が印象的でしたので、鶏を。また、マイクは、恋人同士の唄の掛けあいや、北京でのカラオケシーンが印象的でした。





From teapot a
tea-river flows. In this story, Guilin is a very important stage. Guilin is famous for its river and its scenery of karst topography.



 
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