イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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大地の芸術祭の里 2012 に行ってきました

お盆も終わり、今月もすでに折り返し地点となりました。
この時期はいつも家に居ますが、
今年は突然思い立ち、

大地の芸術祭の里 2012

に行ってきました。
三年に一度開催されている芸術祭で、
今年は開催年です。
先日美術展を観に行き、そのときみたこの芸術祭のチラシを観た途端、行きたくてたまらなくなったのです。
お盆、インターハイ、そしてこの芸術祭が重なった時期で、
宿や新幹線、レンタカーも非常にとりにくい状況でしたが、
何度も電話をかけてそれぞれ確保し、行ってきました。

今回初めての参加です。
個人的趣向がかなりありますが、
おもしろかった作品を紹介していきますね。

私は現代アートが大好きなので、
この「大地の芸術祭」に参加してみて、
開催地である十日町市の自然(田んぼがたくさん)や、地元の方々やサポーターの方とお話できたこと、そういうものをひっくるめて、心から楽しんできました。
また、
地元の方と、外からやってくる人々とがつながっていく様子をみてきて、このアート展の力を、いろいろな角度から考えさせられました。

ちなみに、
この大地の芸術祭の総合プロデューサーは福武總一郎さん、ベネッセコーポレーションの企業メセナ活動として直島をアートの島にされた方です。また、総合ディレクターは北川フラムさん、2010年の瀬戸内国際芸術祭でも総合ディレクターをされています。クリエイティブ・ディレクターは、NHKプロフェッショナルにも出演されていた佐藤卓さんです。

今回の旅は、近くの宿が取れなかったので、
越後湯沢を拠点にし、3日間かけて行脚してきました。
3日間あっても全てみてまわるのは無理でしたので、
事前にいくつかピックアップしてからの出発です。
みてきた中で、地区別におすすめの展示をご紹介していきます。

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十日町
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「うぶすなの家」
大人気の展示&ご飯ところです。前回も一番人気を争うほどだったとお聞きしています。
田舎の家にやってきて、田舎のおかあさんにご飯をつくって頂いている雰囲気です。
ミンミンセミの声が体にしみわたります。。。
写真はハンバーグ定食です。

あと、お時間があれば、うぶすなの家と人気を争う「絵本と木の実の美術館」があります。廃校となった学校を飛び回りながら大喜びするこどもの表情をみると、本当に楽しいのだなぁと思います。”音”の出し方が印象的でした。お子さんがいらっしゃるご家族にぴったりだと思いました。

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川西
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この地区はあまりまわっていません。
ジェームズ・タレルの「光の館」に行きました。
金沢21世紀美術館で観た空の屋根があります。
ここは宿泊もできるそうです。
一度ジェームズ・タレルのお風呂に入ってみたいなあと思いました。

近くのベリー・スプーン。
ベリー系のデザートを食べる小さいスペースですが、
ここのフローズンヨーグルトが絶品でした。
食べたことがないような味!
お店の方におすすめを聞くといいかもしれません。

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松代(まつだい)
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この地区はぐる~り回ってきました。


「BankART妻有」
みかんぐみ+BankART1929+他50作家
とっても居心地いい空間でびっくりしました。
実際にスタッフの方が住んでいらっしゃるとのこと。
アートと日常空間との融合がコンセプトだそうです。
おもしろい!です。


「静寂あるいは喧騒の中で」 クロード・レヴェック
上の場所のすぐ近くにあります。
ここに足を踏み入れると、
直島で初めて現代アートに触れた衝撃を思い出しました。
うわ~と独りわめいていました。

「ブランコの家」 マーリア・ヴィルッカラ
こちらも上のすぐ近くです。
わらじが印象的でした。
二階部分、私は高所恐怖症のため歩き回れませんでした。

この三点が集まる場所は、かなりのおすすめです!

「いけばなの家」
古民家にお邪魔すると、ほっとします。
いけばな・・・巨大モスラの卵のようなものがあったり、
おもしろかったです。

「繭の家」
いけばなの家の近くにあります。
繭から糸がどのように出るのか、シンプルな仕組みで体験できます。
地元のおばあさんが一生懸命教えてくださる姿が心に残りました。


「脱皮する家」
ここにたどりついたときは、暑さでふらふらしておりました。
他の地域から離れているので、行きにくいかもしれません。
この近くに星峠があり、そこで見事な棚田をみることができますよ。
越後妻有にはちょこちょこ棚田の名所がありました。

さあ、次は松代の拠点「農舞台」です。


ずっと気になっていたこの風景がみれてよかったです。
仕掛けの謎がとけました。
草間彌生さんの作品もみてきました。


ここに来たら、なんといっても
「越後まつだい里山食堂」!でしょう。
山のめぐみを頂けます。私が行ったときは日曜日でしたので、開店と同時にどどどっとお客さんがはいりました。たまたま合い席したご家族が、十日町にお住まいの方で、いろいろお話できたのが嬉しかったです。何気ない時間かもしれませんが、こういうひとときが最高に楽しいものです。今回の芸術祭を裏で支えていらっしゃる方でしたので、もっとお聞きできたらよかったなあと思います。


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松之山
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松代の南。ここも面白い展示が集まっていると思います。

「オーストラリア・ハウス」
こちらも他の展示から離れている割にはたくさんの人が集まっていました。
中は1階の展示のみなのですが、その仕掛けが面白かったです。
できるものなら、一人でじっくり言葉の意味を感じていれたらいいなあと思いました。



「夢の家」 マリーナ・アブラモヴィッチ
ここも大人気。
若い女性が一人でずっと佇んでいる姿が、他より多かった気がします。
写真は特徴的な窓から撮影したものです。
どんより暗闇に包まれていくような感じがしました。
何時間でも居られそうです。

「家の記憶」
ここも不思議な感覚に囚われました。
今までにない発想で興奮いたしました。


「最後の教室」
私が一番ドキドキした作品でした。
もう一度行ってみたいなあと思います。
いろいろな解釈ができる場所でした。
地元の方が持ち寄ったモチーフが置いてあり、
それを手にとると、心の中がなぜかそわそわしてきました。


「黎の家」
ちょこっと寄りました。残念ながらカレーは完売。
一度ここでカレーを食べてみたいものです。

「上鰕池名画館」
心から楽しめました。地元の方々は名優です。
地元の生活をこういう風に伝えることができるんだ、とそのコンセプトに感動しました。ぷっと吹き出すこともしばしば。本当に、おもしろかったです。

「越後松之山森の学校 キョロロ」
昆虫がたくさんいます。男の子には宝の山にみえるでしょう。
何十年ぶりかに、クワガタとカブトムシに触れてきました。
近くの美人林にも行き、このときも暑くてふらふらしていましたが、涼しい木間を歩いてしばしほっとしました。

展示の合間に、近くの松之山温泉にも入ってきました^^
「入ったらクセになる」とどこかで読んで気になったからです。
お湯の色は薄緑(翡翠の色)で、独特のにおいがします。
なるほど、近くに行った際はまた寄りたいなと思いました。

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津南
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「津南のためのインスタレーション—つながり—」
写真でみてずっと気になっていた場所でした。
新作も二階にあって、作品と、窓から見える稲の風景が印象的でした。

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中里
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「アトリエ・ワン+東京工業大学塚本研究室」
車で迷ったら出会った作品です。
この中にある「水から誕生した心の杖」があり、なんで杖なのかな、と思っていたところ、お話をお聞きし、うわ~とこの作品に一層思いが募りました。地元の方と、作品との、本当の融合でした。杖がなければこの作品は生まれなかったのだと思います。


「ポチョムキン」
ここには施設がありませんが、ツアーに組み込まれている人気スポットです。
とても不思議な感がします。日本の風景の中に、ポチョムキンがポツンとあるからです。名前の由来もふしぎでした。「ここは一体どんなコンセプトなのだろう」と訪れた方は感じたのかもしれません。
サポーターの方にお聞きし、なるほど~と納得。
この地は以前ゴミ捨て場だったそうです。


以上です。
ずっと自然の中を車で走り回り、
アートに触れ、いろいろな方とお話でき、
とても有意義な時間となりました。
家には帰りたくなかったです。。。

帰り道、越後湯沢駅の書店でぴらっと読んでみた本「越後妻有の林間学校」に感動し、衝動買いしました。
今回の旅で大きな影響を受け、心がもやもやしている中で、この本から伝わってくる言葉がブスブス心にささっていきます。人、自然、生きる、のテーマを突きつけてくれます。
ちなみに、私はこの地域の冬の姿を知りません。
作品説明を読むと、冬があるからこそ生まれてくるものが数々ありました。冬を知らずに帰ってきたことが、今でも非常に心残りです。

余談ですが、家に帰ると、
水がくさく感じました。新潟の水はとてもきれいなのですね^^

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