イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 最近のこと | main | 人と人と人と。 >>
原発について勉強中

 

まだ途中ですが、
広瀬隆さんの「原子炉時限爆弾」という本を読んでいます。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478013594/

昨年刊行された本ですが、福島原発と同じようなことが予測されていて、
夜一人で読んでいるとヒヤッとします。

浜岡原発が本当に怖い状況であることを知り、
今はとりあえずストップしているのでほっとしました。
菅首相がまた思いつきで・・・という意見もありますが、
私個人としてはよくやってくれた!と思います。
なぜなら、
この本を読むと本当にそう思えるんです。
(ですから、このままずっと停止→廃炉にしてほしいです)

詳しくは一読してみてくださいね。
広瀬隆氏著「原子炉時限爆弾
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478013594/

以下、印象的な内容をまとめてみました
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

---------------------------------------------------------------

東海地震より小さな地震で、既に”想定外の”浜岡原発トラブル

---------------------------------------------------------------

2009年8月に起こった駿河湾地震(M6.5)について
記述があります。
この地震によって、浜岡原発では
四号機と五号機が緊急自動停止、
約700人の全所員が動員され
第三次非常体制が発令されたそうです。

起こると予想されている東海地震の規模は、
この駿河湾地震の178〜1000倍の揺れだそうです。
(よく200倍と言われるそうですが、それは最小値)

報告された46件のうち半数以上は最新鋭の五号機で起こりました。
その詳細は、例えば、制御棒およそ250本のうち
30本で駆除装置が故障した等。
※制御棒は、ウランの核分裂をとめるために
駆除装置によって挿入されます

100%安全神話はここで崩れます。。。

---------------------------------------------------------------

耐震強度がそもそも違う

---------------------------------------------------------------

原子力発電所は原始炉建屋とタービン建屋という別々の建物から
成っています。基礎工事から違うそうです。
タービン建屋の強度は、原始炉建屋と比べられぬほど弱く、
どちらの建屋が破壊されても、
「原始炉の沸騰水が一本の配管でつながっているので、
その熱を奪えなくなり、
メルトダウンという最大の惨事を引き起こすおそれが出てくる」。

東海地震では、
御前崎で1〜2メートルの隆起が起こることが、
1855年の安政東海大地震の記録からわかり、

「これだけの段差(2メートル)ができて、
なお長時間にわたって激震しながら、
パイプが正常な状態を保つと考える配管業者がいれば、
私は会ってみたいと思う」
と著者は問いかけています。

---------------------------------------------------------------

人災が本当に怖い

---------------------------------------------------------------

> 2000年2月
> 美浜原発(福井にある関電所有の原発)三号機の建設に従事した
> ミキサー運転手らの証言が朝日新聞にスクープされた。
> 「夏場は生コンが固まりやすいので、作業がはかどらなくなる。
> そのため、コンクリート強度が落ちることを承知で、
> 不正に水を加えることは日常茶飯事だった

また、
2010年6月、
福島第一原子力発電二号機で、電源喪失事故が起こり、
あわやメルトダウンに突入かという重大事故が発生していたそうです。
ちょうどこの時期は南アフリカで開催されていたワールドカップ中で、
この事故についてほとんど報道されなかったそうです。
この事故の原因は、
外部から発電所に送る電気系統が四つとも切れてしまったことで、
事故当日は地震もなく、この原因は特定できていないとのこと。

福島第一原発二号機といえば、
先日東電がメルトダウンが起こっていたことを認めましたね。。。

地盤についても記述がありました。
志賀原発(石川)や川内原発(鹿児島)では、
地質を調べるために行われたボーリング調査のサンプルが
原発建設に優位に操作されていたとのこと。
そのほかにも、地質学・考古学的に調べてみて、
浜岡(静岡)も、柏崎(新潟)も、
地盤は固いものではないことがわかるそうです。


広瀬さんの本から離れますが、
以前ソフトバンク孫さんのツイッターで紹介されていて、
私自身、脱原発の方向に考えが変わるきっかけとなった

平井憲夫さんの「原発がどんなものか知ってほしい」

の中でも、
原発の現実・・・
「素人が造る原発」、「名ばかりの検査・検査官」、
「いいかげんな原発の耐震設計」、「定期点検工事も素人」等、
人災の怖さが綴られています。


最後に
---------------------------------------------------------------

原発は環境にやさしい、訳ではない

---------------------------------------------------------------

原発の仕組みについて。

> 熱エネルギーを運動エネルギーに変え、
> それをさらに電気エネルギーに変えて、
> エネルギー変換をするたびにロスが生まれるため、
> 熱エネルギーの三分の一しか電気ならない
> 不細工な発電機が原発

例えば、
浜岡五号機では、138万キロワットの電気出力をだすための
熱エネルギーは414万キロワットあり、
電気にならなかった熱は海水に熱を与えて海に捨てているそうです。
これが温排水と呼ばれて、

「日本全土の海を加熱し続け、沿岸の生物を根絶やしにしている。」


以上、
まずは本を読んだ部分だけを紹介させていただきました。
もしご興味ありましたら、こちらを一読してみてくださいね。
広瀬隆氏著「原子炉時限爆弾
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478013594/


話は少しずれますが
先日テレ朝のTVタックルをみました。

「原発事故でどう変わる!? エネルギー政策を徹底検証!!」

なかなか興味深かったです。
財政が厳しい地方にとって、
補助金が得られる麻薬のような電源三法交付金の仕組みや、
なぜ原発が二号機、三号機・・・と増えていくのかを理解することができました。

エネルギーの転換を本当に進めていくのならば、
政治や経済、私たち自身の生活基盤についても、
今まで当たり前に考えていた価値観・考え方を、
ガラリと”転換”していかなくてはいけないのだろうなと思います。

COMMENT









Trackback URL
http://5.hacco.hacca.jp/trackback/1413768
TRACKBACK

このサイトの英語表記について
日本だけでなく世界に向けて、私が絵にこめる思いを伝えたく表記しています。独学の故、決して正確な表記ではありませんので、どうかご了承ください。