イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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<お仕事>「カズオ・イシグロ読本―その深淵を暴く」(宝島社)挿画

とてもタイムリーなお仕事をご紹介いたします。

本年10月にノーベル文学賞の受賞が決定し、先日授賞式が行われ大きな注目を集めている小説家カズオ・イシグロさんの評論ガイドブックが発売されました。
「カズオ・イシグロ読本―その深淵を暴く」(宝島社)

非常に興味深い内容で喜んでお引き受けいたしました。急ピッチでしたが無事イラストを納品することができました。モチーフイメージに沿い、アレンジは適度に納めました。

中身は今風のとてもわかりやすくおしゃれなデザイン。カズオイシグロさんの背景を知れたり(長崎で生まれ、6歳から英国へ移住)、そして作品について読み方が提示されたりしています。

以前『PHPスペシャル』で連載されていた「恋する英米ブンガク」(柚木麻子さん著)の中で「日の名残り」(カズオ・イシグロ)が紹介される回で初めてイシグロ氏の物語に接する機会がありました。下記はそのときの挿絵です。

個人的に年末年始にじっくり読む本リストのナンバーワンです。温泉につかりながらカズオイシグロさんの世界にひたろうと思います。楽しみ。

心構え

「これからの表現活動をどのようにしていくべきか」と考えるとき、「多分、自分はこんな風にやっていきたいのではないか」と思うのですが、果たしてそれが正しいのかわからなくなり、思考を停止してしまう日々でした。

不思議なもので、ここ最近は「自分はやっぱりこういうふうにやっていきたいのだ」という思いを後押ししてくれる出会いや言葉が重なりました。その一環で、「秋田で暮らす私」というフィルターを通じての絵をコツコツ描きためていこうと思います。

と同時に今までのことをしっかりまとめ上げなくてはとも思い、少しずつ制作実績を更新しています。現在「文芸・ビジネス書」「雑誌」を更新しました。空いた時間で少しずつ「広告」「プロダクト」「個展」も更新していきます。

更新先はこちらから http://hacco.hacca.jp/works/index.html

<お仕事>舞台ポスター「猫の恋、昴は天にのぼりつめ」

秋田で初めてお仕事いたしました!

きっかけはとあるゼミでご一緒している秋田在住のアートディレクター・武藤 正彦さんから「宮原さん、猫描けますか」と尋ねられたことでした。

武藤さんと初対面の日にいただいたお仕事。見知らぬ私に声をかけてくださったのです。それだけでも感激でした。

秋田ならではの特別なやり方があるのかもしれないとドキドキしましたが、武藤さんはわかりやすく冷静にご対応くださり、非常にやりやすい環境を作ってくださいました。

昔描いた絵を使ってくださることになり、それに猫を描き足しました。

ちなみに武藤さんは秋田の著名な企業の立ち上げや美術館のデザインワークに関わっていらっしゃいます。この度はお仕事をご一緒することができとても光栄でした。

「猫の恋、昴は天にのぼりつめ」秋田演劇鑑賞会

日時/2017年10月7日(土)18時30分開演・2017年10月8日(日)13時30分開演

場所/秋田市文化会館小ホール

※観賞は会員限定です。詳しくは秋田演劇鑑賞会まで

<お仕事>「ガラス天井のひらきかた」装丁イラスト

「ガラスの天井」とは、Wikiによると資質又は成果にかかわらずマイノリティ及び女性の組織内での昇進を妨げる見えないが打ち破れない障壁である 。 当初は、女性のキャリアを阻む障壁のメタファーであったが、現在は男女を問わずマイノリティの地位向上を阻む壁としても用いられるようになった言葉です。

昨年末にプレジデントウーマンの働き方の多様性("diversity")の特集ページのイラストで「ガラス天井」をイメージしたものを描いたことがあり、何かとご縁があるキーワードだと思いました。そのときのイラストがこちら↓

「ガラスの天井のひらきかた」では、著者のいつかさんが今まで直面された「ガラスの天井」的なエピソードを軸にストーリーが展開されていきます。

幸いにして今の仕事で自分が女であることで不条理を感じたことはないのですが、この本を読むことで様々な女性が直面するリアルな「ガラスの天井」を知りました。サブタイトルはこちら↓

「ガラスの天井に阻まれる女たち」

「恋愛、結婚、出産に縛られない」

「あなたの成長を喜ばない人たち」

「現代社会をうまく生き抜く処方箋」

イラストの方向性はお任せいただき、上記のように空に浮かぶ天井をめがけていくVer、塔を登っていきガラスの天井に辿りつくVerをつくりました。いつかさん、編集のYさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。

<お仕事>桐島洋子さん著 挿絵「あなたの思うように生きればいいのよ」(KADOKAWA)

昨年末のお仕事です。桐島洋子さん著「あなたの思うように生きればいいのよ」(KADOKAWA)の単行本の挿絵イラストを担当させていただきました。白黒線画の少し変わった(?)おもしろいタッチを描く人を探していらっしゃったようで、大変光栄にもご用命いただきました。ペン画が少しずつ変わっていく時期でしたので合わせてお楽しみいただければと思います。
人物が若く見えないように、40〜60代風にというのが個人的に挑戦でした。

「あなたの思うように生きればいいのよ」(KADOKAWA)のページ
http://www.kadokawa.co.jp/product/321508000376/

総ページの扉絵。「女の一生」

お電話で第1弾目のラフをたたき台に編集者さんと打ち合わせをしている中、「女の一生だったらぴったりで面白いかもしれない」とアイデアをいただきました。アイデア出しは個人的にとても面白く好きな過程です。

60代も70代も、自分の心の持ち方次第で素敵な感覚で生きていけるのだ!と勇気をいただいた一冊です。

桐島さんにこれらの挿絵を気に入っていただけたとお聞きしとても嬉しかったです。

7月の秋田

秋田は今梅雨に入り、雨の日が続きます。暑くなってきましたが、まだ「夏!」というほどではありません。

<お仕事>

先月下旬から、今までにないような猛ダッシュでお仕事を進めています。昨年繁忙期を経験したおかげで、焦りがないと言えば嘘になりますが、ドシンと構えて取り組んでいけています。クライアント様に日程をご協力いただきながら、なんとか目処が立ってきました。今月下旬になれば落ち着くかと思っています。

制作の一部をご紹介いたします。上のイラストは、今連載で戦争中の沖永良部島(おきのえらぶじま:鹿児島県ですが沖縄に近いです)の小説挿絵です。他に京都を舞台にした殺人事件の小説挿絵も担当させていただいています。資料を一気に集めながら、その世界に自分自身もぐーっと入りこむため、感情の起伏が結構ありました。沖永良部島にダイブするときは、沖縄の県立博物館で観た戦時中の資料を思い出しながら、当時の悲惨な状況に怒りを覚える一方、京都の地理を調べていると、当時よく歩いていた風景を思い出しなつかしくなったり、という具合です。

さまざまな地域を訪れその地の文化や暮らしを知ることは、イラストレーターにとって大事なことなのだなあと改めて思いました。今秋田に居ることも、これから表現する上で大きな力になるはずです。

<AKIBI plus 「秋田芸術新聞編集部員ゼミナール」第2回講座に参加>

前回の課題「第1回目の講座の様子を記事にする」の添削から始まりました。私が書いた記事には赤字がたくさん。ほぼ赤です。添削してくださった講師の千葉さんには申し訳なかったです。
この日学んだことは、”記事を書くために「客観性」「クール」「中立性」が強く求められる”ことです。
例えば、私は課題の記事で「『秋田芸術新聞編集部員ゼミナール』が開催された」と書きましたが、客観的な書き方は「報道記事の執筆などを実践的に学ぶ講座『秋田芸術新聞編集部員ゼミナール』が〜」(→講師・千葉さんの添削から引用)と説明をいれます。アート情報の発信には、アートに詳しくない方に発信する意識を持て!という、当たり前ですが気付けなかった視点を意識しました。イラストの仕事もある程度求められますが、記者はもっと徹底的に「客観性」「クール」「中立性」を持っています。記者に取り上げてもらえる為には、かなりクールに(そしてウィット=企画力も大事)PRしないと取り上げてもらえないのだなあと思いました。

また、わからないことがあると「はい!」と手を挙げて質問できることがとてもありがたかったです。またイラスト制作は孤独な作業が多いので、会話や意見交換ができることがとても新鮮でした。(嬉しくてたくさん質問してしまいました)

写真は講座のあとに寄ったそば処 紀文(きぶん)さんの千秋麺。一人ズズッとすすり帰路につきました。

イラストのこと

6月もまもなく終わろうとしています。

秋田にやってきて早3ヶ月近く。都市から遠ざかると、その分お仕事が減り(と予想)、ゆったりした暮らしの中で今度は作家として作品を産み出していこうと思っていましたが、お仕事のペースが大阪の後半のときと変わらず、否、増えてきています。とてもありがたいことなのですが、現在一時的にお引き受けが厳しい状況になってきています。出来る限りのお引き受けを、と考えておりますが、難しくなってしまいましたら申し訳ありません。まずはお気軽にご相談いただければと思います。

”一作一魂”が、私が大事にしているモットーですので、ここだけはどうしても崩したくなく、お時間を頂いてしまいますが、ご了承の程よろしくお願いいたします。

また自分のHPのお仕事一覧を改めて見直してみました。

ここ1〜2年更新しておらず、正直に申し上げて情報が止まっています。とくに2016年秋からのイラストがゆっくり変わってきているので、それらをご覧いただけないことはとても残念に思っています。ご面倒でなければ、「こんなイラストを描いていないか」とお気軽にお問い合わせいただければ、それに近いサンプルをお渡しすることができますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。

現在の当方のイラスト制作は下記のイメージが多いです。

・大人(30〜50代)の女性向け(カラフル)

・占い(華やか、不思議、印象的)(カラフル)

・アーティスティック、不思議で独特な世界 ファッション雑貨、広告等(線画・カラフル)

・昭和的(戦時中等)渋くも温かなテイスト(線画)

・京都の和的(ときにおどろおどろしく)推理的なテイスト(線画)

・楽器等を独特の解釈で楽しく、鮮やかに。印象深く、冊子表紙等(カラフル)

・説明イラストをより楽しくカラフルに(線画・カラフル)

・ナチュラルでシンプル パッケージ(カラフル)

 

お問い合わせは下記からよろしくお願いいたします。

http://hacco.hacca.jp/toi.html

<お仕事> 恩田陸さん著『蜜蜂と遠雷』プレゼントキャンペーン用クリアファイル

現在、 恩田陸著『蜜蜂と遠雷』大型プレゼントキャンペーン開催中!

クイズに応募すると抽選で200名の方にクリアファイルが当たります。

http://www.gentosha.jp/articles/-/7545

 

「蜜蜂と遠雷」クイズ

Q. 『蜜蜂と遠雷』の天才少年風間塵(カザマ ジン)のお父さんの職業は?

A) はちみつ専門店

B) 養蜂家

C) 働き蜂

 

ああ、答えをお伝えしたいくらい。

ちなみに本作は第156回直木三十五賞の受賞に引き続き、4月11日に発表される本屋大賞にもノミネートされているそうです!

 

クリアファイルは全部で4種類。裏表のイラストがそれぞれ異なり、凝ったつくりとなっています。

 

 

<お仕事>anan 開運レッスン特集号

引っ越し前に直近のお仕事をアップいたします。

ananの開運特集号、今年も出ました!

そして江原さんのページのイラストを担当いたしました。

ページ毎に統一感も持たせつつ、気分を変えていただけるよう思い切ったメリハリをつけました。

 

鳥のイラストは「現世」をイメージ。

 

見開きイラストの複数ページは、おそらくイラストレーターにとってプレッシャーを始め、ボリュームが必要な為色々大変かと思います。しかしやりきった感は半端ないです。

スピリチュアルな話になりますが、その方面に深い方はイラストをみるだけで、描いた人の原風景などが感じられるそうです。友人経由でその方のお話を聞いたことがありますが、私が幼い頃みていた場所をピタリ言い当てられたことがありびっくりしました。江原さんも知らずに感じとられているのかしら、とほんの少し心配になりました。描いているとき、ちょうど引っ越しが決まり雑念が多すぎました、、、
Illustrations for "anan"'s spiritual special pages. Its special pages are very populer in Japan.
先日の「船と装丁」の展示

tobufuneの小口さんとコラボした「船に乗れ!」の装画をご紹介します。

I drew for the books  "Ride on the ship!"

These stories are about high‐school students's life to try to be classical musician.

 

そもそもどんな物語なのか、簡潔にお伝えできる方法をと思いwikiで調べてみました。

『船に乗れ!』(ふねにのれ!)は、藤谷治による日本の青春小説。2013年に舞台化される。

チェロを専攻する高校生・津島サトルが主人公の青春音楽小説で、「合奏と協奏」「独奏」「合奏協奏曲」の三部作から成る。

中年の主人公・サトルの視点が時折挿入されることで、サトルが高校時代を回想していることがさりげなく示されており、読者はサトルの青春と恋に未来が無いことを分かった上で、青春力全開でありながら哀しい物語にどんどん引き込まれていく。また、オペラ鑑賞やオーケストラの練習風景などが、サトルの言動を借りて初心者にも分かりやすく平易に立体的に語られ、音楽とは無縁の者も物語に引き込むこうした技術は、派手なストーリーや展開に対して目立ちにくいが、これを軽々とこなしている作者は称賛に値し、最も良質な青春小説である。

2010年、本屋大賞にノミネートされ、第7位にランクインした。

高校生の青春音楽小説、その中で主人公達のキラキラした楽しい時間、自己と向き合う苦しさ、未来は決してハッピーエンドではない予想など、エンジンがかかると一気に読み込んでしまうストーリーです。

 

第1巻「合奏と協奏」は津島サトルとチェロ。

瑞々しさ、穏やかな感じ、キラキラした感じを表現しました。

He is the main character " Satoru ", learning the cello.

The image is " Freshness ". He and his cello.

 

 

第2巻「独奏」は今までの世界が破壊されていく様子。主人公の恋の相手・南 枝里子の、激しい怒りと衝動をイメージ

枝里子とバイオリン。

She is his love, learning the violin.

The image is her furor and their calm life goes broken.

 

第3巻「合奏協奏曲」は、大人になったサトルをイメージし、再生していくイメージ

サトルとチェロ

He is grown-up Satoru. The image is " restoring his life by himself"

 

 

最終日打ち上げに参加しました。

tobufuneのみなさん、一緒に参加した作家の方々とお会いでき、

一緒にゼロから作り上げていくことの大切さをたっぷり感じました。

貴重な機会に参加できて嬉しかったです!

このサイトの英語表記について
日本だけでなく世界に向けて、私が絵にこめる思いを伝えたく表記しています。独学の故、決して正確な表記ではありませんので、どうかご了承ください。