イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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<読書>「原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる」 

ここ数日のブログのアクセス数が、hacco的に大きく増えてびっくりしております。
何かありましたでしょうか・・・?ドキドキ。

さて、最近読んだ本の中でとても感銘をうけたものがありましたので、ご紹介いたします。
「原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる」
鎌仲 ひとみ氏著(集英社)



とても読みやすく、とても勉強になって、とても感動しました。

映画監督の鎌仲 ひとみさんが、イランで使われた劣化ウラン弾を取材したことがきっかけで”被ばく”をテーマに映画を撮っていくエピソードや、青森の六ヶ所村のプルトニウムを取り出す再処理工場を巡る地元の方とのお話、スウェーデンで実践されている”地域でエネルギーを地産地消する”活動、そして、山口県の祝島での”上関原発を建てさせない”運動についてなど、内容は多岐に渡ります。

決して強い口調ではなく、やさしく、愛情をもって、粘り強く制作していく鎌仲さんの活動に感銘を受けました。自分の信念を貫いていく人々の姿と、人が動かされるのは”愛”である、ということが伝わってきて、何度も涙が浮かんできます。より多くの方に読んでいただきたいです。Amazonの「原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる」はこちら>>>

<ご参考>
鎌仲さんの作品は下記の通りです。

●「ミツバチの羽音と地球の回転」(2010)のサイト
新しいエネルギーシフトに向けて、スウェーデンと山口県祝島を取材したフィルムです。

●「六ヶ所村ラプソディー」(2006)
原子力産業の最前線で生きる六ヶ所村の人々を取材したフィルムです。

●「ヒバクシャー世界の終わりに」(2003)
”核汚染の環境のもとで生きる、イラク、アメリカ、そして日本の人々の日常の姿を記録”

「凍(とう)」を読んで 〜沢木耕太郎著


掲題の本を読みました。
「深夜特急」で有名な沢木耕太郎氏の本です。
久々に一気読みしました。

世界的に有名なクライマー・山野井氏と妻・妙子氏による
ヒマラヤのギャチュンカン(百谷雪嶺)登頂の話です。
沢木耕太郎氏ならではの、細部までを見据えた明快な文章と、
以前登った槍ヶ岳(高山病を体験)の強烈な記憶がよみがえり、
ノンストップで読みふけりました。

この本を読んでいると、
著者が二人の登頂にずっと付き添ったのだろうか、と
思いたくなるほど、リアルに場面が想像できます。
ひとつひとつの意味・・・例えば、テントのたたみ方や荷造りの意味・・・
普通なら書き飛ばしてしまいそうな説明を加えてくれるので、
「あぁ、そういうことなのか」と知ることができます。
あたかも、山野井氏が語りかけているような気がしてきます。

ちなみに、同じ登山家の
野口健氏や三浦雄一郎氏のコラムを読んでいると、
登山の恐ろしさを伺い知ることができます。
下山が怖いあまりに泣いてしまう話や、
頭が朦朧として幻をみることなど・・・

なぜ、ここまでして山に登るのかな・・・

と思いたくなりますが、

彼らの生きる意味・・・
生きる実感。

私にとって、到底理解することができない部分を
強烈に感じました。

ただ好きだから、山に登る。

そんなことを突きつけられたので、
自分は果たしてどうなのだろう、と思い直してみることにしました。

ただ好きだから、絵を描く・・・

なんて、シンプルなのだろう。
そこに余計なものをくっつけるので、
よく一人で混乱するのだなぁ、と思わず苦笑いです。
吉田修一「パレード」その1


吉田修一「パレード」を久々に読み返しました。
ある意味恐い話なのですが、
”生”の人間像が、眼前に突き出された感じで、
読んでいてとってもおもしろいのです。
とりわけ、この作家が描く男性像がやたら生っぽく、
読んでいてたまにお腹一杯になってしまいます^^;

今日、ふと思いつき、読んだイメージを絵に描いてみました。
次は、もうちょっと生っぽい男性にトライしてみます。

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日本だけでなく世界に向けて、私が絵にこめる思いを伝えたく表記しています。独学の故、決して正確な表記ではありませんので、どうかご了承ください。