イラストレーター宮原葉月のブログです。日々の暮らしを書き綴ります。
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ずっと気になっていたこと

 秋田県横手市大森にある「末野のショウキサマ」。ショウキサマつくりのリーダーSさんに「30年ほど前にショウキサマを作り、福島県立博物館に持っていってもらったことがある」とお聞きしたことがありました。当時はあんなに大きなショウキサマをどんな風に運搬できたのだろう?ということで頭が一杯でしたが、落ち着いた今、果たして現在でもショウキサマは博物館に展示されているのだろうか?と気になりはじめました。

 ネットでは状況がわからず、えいやと電話して聞いてみました。「現在展示はされておりません」とのことでした。収蔵庫に保管されているのかどうか尋ねたところ、「わかりません」とのこと。しかし「来年秋に藁の神様の展示を企画している」と教えてもらいました。そのときにでも確認してみようと思います。

 

 秋田県立博物館でも、収蔵庫に収められている人形道祖神が最近展示されるようになったそうです。
http://www.akihaku.jp/kannai/maturi/maturi.html

 先日の菅江真澄の企画展でも、菅江真澄が描いた人形道祖神の絵が大きくパネルに印刷されて紹介されていました。

 人形道祖神の静かなブームが、博物館でも起きているかもしれません。

熱い時間

 昨日は久々にお会いしたかった方々に会ってきました。ご多忙の皆様ですがこのたび貴重な時間をとってくださいました。その時間はとても楽しく有意義で、「ゼロから立ち上げるプロジェクト」を「自由に且つ建設的に、熱を込めながら出し合う」、「これから挑戦していくために必要なアドバイスをいただく」「ここ最近自分が試行錯誤でしてきたこと、自分なりの考察を聞いてもらう、振り返る」「プロジェクトの今後の方向性を共有する」など、大きな勇気と改めて挑戦意欲をもらうことができました。

 また私が好きで書いている道祖神の公式ブログを毎号読んでくださっていて、カシマサマの凄さが伝わっていたことに感激しました。情報発信は大事ですね。

 最近では公式ブログが個人の方々やメディア関連、アート関連などあらゆるジャンルの方々に読んでいただけていることを感じています。秋田の人形道祖神文化が少子高齢化で失われてしまう前に、この凄さが広く伝わるといいな・・・。この度は大変勇気づけられ、新しいアイデアや現場で閃いたものを試しながら、県内各所に足を運びお聞きしたことをしっかり伝えていきたい、と思います。

秋田を離れてみて

 秋田を離れて過ごしてみて、感覚として良い面、良くない面があると気づきました。良くない面は「人形道祖神に会えないこと」!良い面は、秋田にずっと一人暮らしをしていると大勢がみえなくなり、離れることでみえたこと。首都圏にいればいるなりの挑戦の仕方があります。

 

 先日新しい人形道祖神Tシャツが刷り上がりました。新しいモチーフの神様・末野のショウキサマを祀る集落の皆様が「記念で作りたい」と言ってくださったのがきっかけです。小松さんが着た写真をみると瞬時に「かわいい!!!」と萌えました。neccoさんのデザイン。「手がかわいい!」と評判です。秋田に戻ったら公式サイトでご購入いただけるよう準備を進めます。

 

 以前たくさん作ったカシマサマ、ドジンサマ、ナマハゲTシャツがいつのまにやら在庫がなくなってきていると連絡がありました。これまで皆様にお求めいただけたことが嬉しく、とても有難く思います。Tシャツを通じて人形道祖神の魅力が少しでも広く伝わりますように。「悪疫退散!!!」の願いを込めて。

従来のTシャツはこんな感じです。https://dosojin.jp/store/
無事搬入を終えて

 この日は大雨で秋田新幹線がストップ。前日に首都圏へ来ていたため、予定通り美術館への搬入に向かいました。

 美術館の最寄り駅で下車し、トコトコ歩いていくと、住宅街の向こうにぽっこり大きな不思議な物体がみえてきました。CGのように、付近の風景とまるで馴染んでいないところがすごかったです。

 

 美術館の搬入ゲートに9時半頃、前日秋田で見送ったトラックがやってきました。「思ったより大きいし重い」、搬入現場では色々制約があったようですが、みんなでアイデアを出し合い、想定よりスムーズにすべての神様を運びいれることができました。この日は神様を収納するまで。組み立ては後日に持ち越されることに。その日までイボ結びの練習を続けようと思います。

 

 館内で実際に展示される空間を見せていただいたり、他の展示準備を拝見したり。そしてこれからお世話になる皆様にご挨拶したり。キュレーターのMさんにもいろいろお世話になりました。ありがとうございました。

 

 たくさんの方々のご協力のもとひとまず完全燃焼しました。今回の実現に向けて方向性づけや企画部分、スケジュール管理等、イラスト制作外の任務が非常に大きかったですが、そろそろ制作にも力を入れていきたい。・・・もう少しイラスト外で動かなくてはいけないので、両方踏ん張りどころだと感じています。

明日搬入

 本日は人形道祖神が大型トラックに積み込まれていく様子をこの目でみてきました。ユニック車はすごいですね。ドライバーさんのクレーン操作技術が素晴らしく、電線に引っかからないように巧みに動かす技に感動しました。

 また、集落の皆様にはクレーンに神様を引っ掛けてくださったり、適宜縄で縛ったりしてもらい、着々荷入れをしていく様子が頼もしく、手伝っていただけて本当に助かりました。私は力仕事ではお役に立てず、細かい部品を運び入れたり、現地でセッティングする方法を確認したりしました。

 最後の集荷地点・湯沢では、ポップ畑の向こうに大型トラックが走り去る風景が目に焼き付きました。

 集落の皆様に託されたことがいくつかあり、とりわけSさんの思いは胸に突き刺さりました。これだけはなんとしてでもやり遂げなくてはいけない。

 今は半年ぶりに首都圏に居ます。秋田に帰ったら当面自宅待機します。明日はいよいよ搬入。神様ごとのセッティングを頭にたたき入れました。何事もなければいいなあ・・・


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